2026/7/29

【事例紹介】〜株式会社じむき様〜「応募ゼロ」の求人票を求職者目線で再設計。業務内容の説明から「地域の困りごとを解決する仕事」へ変えて見えた、採用成功のカタチ

こんにちは!あまみの人事部の田中樹里です。

あまみの人事部は奄美大島を中心に、地域企業の採用・人事課題の解決を支援しています。

ちょこっと自己紹介をさせていただくと…
私は奄美大島で生まれ育ち、東京で大学を出たのち、大阪にて人材紹介営業、インハウス人事を経て、奄美大島へのUターン移住とともにフリーランスの人事として活動しています!

今回は、あまみの人事部の取り組みとして、株式会社じむき様の求人票改善をご支援した事例をご紹介いたします!

企業紹介

株式会社じむき様は、奄美大島でオフィス機器やIT環境の提案・サポートを行う企業です。
地域の企業や事業者を支える存在として、長年にわたり事業を展開されています。

コーポレートサイトはこちら👉️ https://kajimuki.co.jp/

ご相談いただいた背景

課題はシンプルで、「ハローワークに求人を出しているが、応募がほとんど来ない」という同社代表の丸山様からのご相談でした。
このような悩みは、地域企業では決して珍しいことではありません。

実際に求人票を確認すると、

  • 業務内容の説明が中心

  • どんな人に向いてる仕事なのか分かりづらい

  • 働き方や職場環境が伝わらない

という状態でした。
そこで今回は、求職者目線での求人票の見直しに取り組みました。

今回の取り組み

経営者だけではなく、実際に一緒に働くことになる上司や同僚になる方にもヒアリングを実施しました。
今回は、代表1名、入社後に直属の上司となる方1名、同僚となる社員1名の計3名にお話を伺いました。実際にオフィスへお伺いして職場の雰囲気を見学させていただいたり、オンラインでのインタビューも交えて、一人ひとりにお話を伺いました。

現場だからこそ分かる

  • 仕事のやりがい

  • 向いている人

  • 苦労するポイント

を整理しました。
実際にお話を伺ってみると、求人票だけでは伝えきれていない魅力や、現場だからこそ分かる仕事の価値が数多く見えてきました。

中でも、特に重要だったのが次の2点です。

改善したポイント①

「IT営業」ではなく「島のインフラを支える仕事」として伝える

代表や社員の皆さんにお話を伺う中で、印象的だったことがありました。
どなたも、「複合機を販売している」「システムを提案している」という話をされなかったことです。
皆さんからお話を聴いていると、「地域企業の活動が、止まってしまわないように支える仕事」なのだと感じました。

元の求人票では、「複合機」「会計システム」「ネットワーク」「クラウドサービス」など、取り扱う商材の説明が中心でした。
もちろん仕事内容としては間違っていません。
しかし、現場で働く皆さんの想いと求人票との間には少しギャップがあるように感じました。

そこで、「地域の企業や団体の困りごとを解決する仕事」という視点で仕事内容を再構成しました。

また、

  • 売り込む営業ではなく、お客様との信頼関係を築く仕事であること

  • 既存のお客様との関係づくりが中心であること

  • 地域の働く環境を支える役割を担っていること

を明確にしました。

改善したポイント②

未経験者が応募しやすい表現へ変更

元の求人票ではITやDXに関する専門性が強く打ち出されていました。
しかし、実際に社員の皆さんへお話を伺うと、未経験から入社し、一つひとつ経験を積みながら活躍している方も多くいらっしゃいました。

また、質問しやすい雰囲気や、周囲が自然とサポートする文化もあり、「専門知識があること」よりも、「学ぶ姿勢」や「地域に、お客様に、寄り添う気持ち」を大切にしている会社だと感じました。

だからこそ、「ITやDX」という言葉を前面に出すよりも、「営業未経験・IT未経験でも挑戦できる環境があること」をしっかり伝える方が実態に合っていると考えました。

そこで求人票も、未経験者が安心して応募できる内容へ見直しました。

求人票の役割

求人票は募集要項だけではなく、求職者に向けた最初の「会社からのメッセージ」だと思っています。
一方で、ハローワークの求人票には文字数や行数の制限があります。

そのため、

  • 会社の想い

  • 職場の雰囲気

  • 働く人の魅力

  • 仕事のやりがい

  • キャリアの可能性

などを十分に伝えきれないケースも少なくありません。
だからこそ限られた文字数の中で、「何を伝えるか」「どの順番で伝えるか」が重要になります。

今回の支援でも、仕事内容や待遇を変えたわけではありませんが、少しでも仕事の本質や働くイメージが伝わるように、情報を整理し、表現を見直しました。

求人票だけですべてを伝えることはできません。ですが、応募を検討するきっかけをつくることはできます。限られたスペースの中でも企業の魅力が少しでも伝わる求人票づくりを大切にしていきたい思いです。

改善後の変化

求人票を見直して公開した直後、さっそくハローワークを通じて2件の応募がありました。

しかし、今回の取り組みによる本当の変化はそれだけではありません。その後、別の採用サービスなども活用しながら採用活動を継続され、複数名からの問い合わせにつながり、実際に新たな営業担当者の採用も決定。これまでにはいなかった新たな層の採用にもつながり、さらに次の採用も進んでいるそうです。

もちろん、こうした結果は求人票の改善だけによるものではありません。
求人媒体の活用、じむき様自身の採用活動など、さまざまな取り組みがあってこその成果です。

一方で、面接では応募者から求人票の内容について質問を受けることもあったようで、じむき様からも、「応募者が求人票の内容をしっかり見てくれていることを、面接での質問から感じています。あまみの人事部にお願いして本当によかったです。」という嬉しいお声をいただきました。

求人票を「出して終わり」にするのではなく、そこで伝える内容を見直すことが、採用活動全体を前に進める一つのきっかけになったのではないかと感じています。


あまみの人事部より

今回、お話を伺うなかで、代表や社員の皆さんの温かさを感じました。
「この会社なら、未経験の方でも安心して働き始められるだろうな」と感じたことを覚えています。

また、皆さんが自分たちの仕事を「IT機器を販売する仕事」ではなく、地域の企業や学校、官公庁などの働く環境を支える仕事として話されていたことにも、とても感動しました。
実際に応募があり、その後の採用活動が順調に進んでいることをとても嬉しく思います。

採用活動において、「求人を出しているのに応募が来ない」というご相談は少なくありません。

私たちは求人票の改善だけでなく、

  • 求める人物像の整理

  • 採用広報

  • 面接設計

  • 入社後の定着支援

まで伴走しています。

あまみの人事部では、これからも地域企業の採用・人事の取り組みを事例としてご紹介していきます。
「うちも同じような悩みがある」という企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。

お問い合わせ先

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